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3.11取材報告:石のスープ

フリーランスのライターやジャーナリストがお届けする有料メールマガジン「石のスープ」。東日本大震災の取材報告を中心に、バラバラのフリーランサー達が集まって一つの媒体と作ると、どんな味に仕上がるでしょうか……

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渋井哲也【“一歩前”でも届かない】vol.10「震災関連自殺とストレス」 



石のスープ
定期号[2013年1月31日号/通巻No.66]

今号の執筆担当:渋井哲也




■精神科の空白地帯・相馬市の“ホットスポット”で起きた自殺

 2011年6月、福島県相馬市玉野の酪農家の男性(55歳)が自殺しました。自殺をした場所である牛舎には遺書と思われるものがあり、酪農家の仲間に対して次のように書かれていました。

 「原発さえなければと思います。残った酪農家は原発にまけないで頑張って下さい。先立つ不幸を」
 「仕事をする気力をなくしました」

[参考]朝日新聞 2011年6月20日
「新築の壁に残した無念 福島・酪農家の男性自殺」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106190452.html
 
shibu130102.jpg
自殺した男性が残した言葉

 
 「私に連絡があったのは次の日。知人の酪農家から聞いたんです。最初は“まさか”と思ったんです。信じられませんでした」
 以前から交流のあった知人で同県飯館村の酪農家、長谷川健一さん(59歳)=伊達市の仮設住宅に避難=の言葉です。遺体と対面した長谷川さんは事実を受け止めるしかなかったと言います。
 「彼にもいろんな事情があっただろうが、一番の原因になったのは原発事故。それがなければ、自殺をしなかったと思う。当時は乳牛の出荷制限がかかっていましたから」

 相馬市は事故のあった東京電力・福島第一原発と隣接地域ではありません。市役所のある市街地は、福島第一原発から約40キロの距離にあり、緊急時避難準備区域に設定された30キロよりも外側にあたります。震災直後には心配した市民も多かったのですが、震災から3か月が経った6月には、市街地では、空間線量は1時間あたり1マイクロシーベルトを超える地域は見当たりませんでした。
 しかし、男性が自殺した玉野地区は例外でした。市街地よりも内陸にあり、福島第一原発からさらに離れているのに、比較的高い空間線量が検出されていたのです。同地区の北側は、線量が高いとされる宮城県南部の丸森町であり、南側は計画的避難地域に指定された飯館村がある。やはり、線量が高い伊達市霊山のすぐ近くです。福島第一原発から北西方向に風邪が吹いていたために、飯館村は線量が高くなりますが、その延長上にあります。

 そのため、相馬市の空間線量メッシュ調査(500メートル)でも、4月頃ですが、場所によっては1時間あたり2マイクロシーベルトを超えていました。1年後でも1時間あたり2マイクロシーベルトを超えるエリアもあるのです。「今後は酪農が出来なくなるのではないか」と地域の人達が心配する地域と言えます。
 その上、ここは福島第一原発から30キロ圏外であるために、東電の補償対象から外されています。絶望的に思ってしまいかねない地域だったのです。

[参考]Google MAP 相馬市玉野地区
http://goo.gl/yBc7E

[参考]相馬市の空間線量のメッシュ調査
http://www.city.soma.fukushima.jp/0311_jishin/mesh_2012.html

 ちなみに、私が12月に、亡くなった牛舎を訪れた際は、牛舎自体は一時間あたり0.2マイクロシーベルトを超えない状況でした。

 一方、相馬市には、特別な事情がありました。明治時代の話ですが、「相馬事件」と呼ばれる事件ががあり、精神科の空白地帯と言われている背景があったのです。

 1879年、旧中村藩(現在の相馬市)藩主・相馬誠胤(もとたね)は、統合失調症と思われる症状が悪化したため、家族が宮内省に自宅監禁を申し入れました。その後、自宅で監禁され、現在の精神科に相当する癲狂院に入院するのです。この一件が陰謀ではないかとの問題となり、旧藩士・錦織剛清などが告発して、この問題が表面化。1887年、錦織が誠胤を連れ出そうとし、錦織は家宅侵入罪で有罪判決(重禁固1年)を受けました。
 この事件がきっかけとなり、1900年、精神病者監護法ができました。これにより、精神病者の隔離政策が始まったのです。

 この事件の影響で、相馬市には精神科医が長い間いませんでした。事件が与えた混乱によって、相馬市では、かえって精神病に対して誤った認識も広がり、精神科への敷居が高くなったというのです。
 相馬市内に住んでいるある男性は「子どもの頃は、あまりうるさいと緑の救急車を呼ぶよ」と言われていたそうです。その「緑の救急車」は、精神科救急の救急車をイメージしていると思われます。この「緑の救急車」のような話は全国でもあります。「黄色い救急車」という場合もあります。ちなみに、「緑の救急車」は実在するそうで、陸上自衛隊、海上自衛隊の救急車が緑のようです。しかし、精神科専用の救急車ということはありません。
 また、この男性によると、「洞穴に閉じ込めちゃうぞ」とも言われていたそうです。これは相馬事件での「監禁」を連想するものではないかとも考えられますが、確証はありません。ただ、精神科のイメージが、こうした都市伝説のようなものと同じように伝わっていたことは考えられます。

 こうした相馬市は精神科の「空白地帯」となり、精神科の患者さんは南相馬市の病院に通うことになったそうです。
 
shibu130101.jpg
自殺した男性は、牛舎の壁や黒板に、いくつもの言葉を残して自殺した



※この後の記事(小見出しのみ紹介)
■自殺がタブーではなくなってきてる?
■震災後は自殺者が減っている!!
■震災体験を話す事ができない人もいる
■私自身の震災によるストレス

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渋井哲也 しぶい・てつや
1969年、栃木県生まれ。長野日報社記者を経てフリーライター。自殺やメンタルヘルスやネット・コミュニケーション等に関心がある。阪神淡路大震災以来の震災取材。著書に「自殺を防ぐためのいくつかの手がかり」(河出書房新社)など。
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粥川準二【特別寄稿】「中絶、先端医療、フクシマ」 



石のスープ
定期号[2012年12月25日号/通巻No.64]

今号の執筆担当:粥川準二さん


 
 こんにちは。「石のスープ」編集部の渡部です。
 今回は、サイエンス・ジャーナリストの粥川準二さんから特別寄稿が届きましたので、お送りします。
 粥川さんと僕は、知り合ってもう10年ほどになります。どれほど前か忘れましたが、以前、粥川さんと雑談する中で「人工妊娠中絶は、是か、否か」という話題になりました。かなり熱く語り合っていたのですが、僕自身の勉強不足もあり、その時はとくに議論は進展しないまま、「いずれまた議論しましょう」という事になっていました。先日、この話を粥川さんにお話ししたところ、記憶にないって言われてしまったんですけどね(笑)。ただ、僕の中では、ぜひ認識を深めたいテーマだと思っていました。
 そんななか、先端医療として「出生前診断」が話題になっています。粥川さんが、このテーマについて書かれている記事を読んで、以前、2人で熱く語った記憶が蘇りました。
 そこで、粥川さんに今回の原稿をお願いした次第です。
 ということで、「石のスープ」もたまにはアカデミックに……

*  *  *  *  *

 
■福島市のナシ農家にて

 2012年11月22日、筆者は福島県福島市のナシ農家を訪ねました。そこで偶然、小さな赤ちゃんに会いました。そのお母さんに「生まれて何カ月ですか?」と尋ねたところ、「まだ3週間です」とのことでした。どうりでまだ小さなはずです。お母さんはその農家の娘さんで、出産後に里帰りしていたところでした。筆者が訪ねた農家の女性〜〜その赤ちゃんの祖母〜〜は「この1カ月間『大丈夫なの? ここで育てて……』が頭の中をグルグルうずまいていました」と、筆者にくれたハガキに書いています。
 震災後の夏の終わり、福島県に住む小学5年生の女の子が政府の担当者に宛てた手紙の中で「私はふつうの子供産めますか?」と書いたことが話題になりました。そのような疑問が頭をよぎらなかったのか、そのお母さんに尋ねてみることもできなくもありませんでした。しかし、そのときは赤ちゃんのかわいらしさに圧倒されて、そんなことは忘れていました。
 フクシマ原発事故とそれによる放射性物質の拡散によって「懸念」されていることの1つとして、遺伝性疾患(次世代に遺伝する病気)や先天障害(いわゆる奇形など)が増加することがあるともいわれています。本当に今回の原発事故による放射線によって次世代の子どもに何らかの影響が出るのかどうかは別にして、そうした「懸念」が人々の心の中で高まれば、中絶〜〜正確には「人工妊娠中絶」〜〜が増えるかもしれない、と筆者は考えました。
 今回、「石のスープ」に寄稿するということになり、読者の皆さんが震災情報に関心が高いということで、そうした中絶について、原発事故や先端医療の現状も踏まえつつ、考えてみたいと思います。

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福島市のナシ農家「阿部農園」



■日本の芸能人、アイルランドのインド人

 最近、中絶をめぐって、興味深いニュースが2つありました。
 1つは、お笑い芸人の藤森慎吾さんについてのニュースです。藤森さんは女性モデルを妊娠させたのだが、「中絶させ、慰謝料350万円を支払った」、その一方で、彼と女子アナとの間で「熱愛報道」が流されたのだが、それはモデルとの間の「スキャンダル」をもみ消すために意図的に流されたものだった、と週刊誌が報じたというものです(『スポニチ Sponichi Annex』2012年12月10日号、など)。
 そのうえ彼が囲み取材でその件を認めたさい、本人がニヤニヤしていたこと、報道陣から爆笑が起きたこと、その様子を流したワイドショーのコメンテーターたちもやはりニヤニヤしていたことについて、タレントのフィフィさんがツイッター(@FIFI_Egypt)で以下のように批判したことも話題になりました。

「男女の身勝手な行為により人工妊娠中絶に至った場合、それは両者の責任であり、誠実に対応しようが否か胎児の尊い命が奪われた事実に変わりは無く、会見でこの話題に触れた際、笑いが起こった事は信じ難い。同時に視聴者との道徳観の隔たりや社会への影響に無責任なマスコミの姿勢も浮き彫りになった」(2012年12月10日 - 17:56、原文ママ)

 フィフィさんはこの直前、「若者の間で自覚症状の無い性病も蔓延していますし、性交渉の乱れによるHIV感染や中絶も増加の一途」と述べ、日本社会を「性教育後進国」とみなし、「自分を着飾る前に、自分のカラダに関心を持ちませんか?」とフォロアーらに呼びかけていました(2012年12月10日 - 14:33)。
 彼女の事実認識には、後述するように一部誤解もあるのですが、その主張は多くの共感を集めているようです。筆者もおおむね同意します。

 もう1つは、アイルランドで起きた事件です。同国在住のインド人女性がやむにやまれず中絶を希望したのですが、カトリックの国である同国の病院ではそれをすぐ受け入れてもらえず中絶手術が遅れ、その直後に死亡してしまいました。この事件は日本ではわずかしか報じられなかったので、少し詳しく見てしましょう。

 2012年10月21日、31歳の歯科医サヴィータ・ハラーパナヴァールさんは、当時妊娠17週でした。彼女は背中の痛みを訴えてゴールウェイ大学病院を受診し、流産しかけていることを知りました。彼女の夫プレヴィーン・ハラーパナヴァールさんによれば、サヴィータさんは深刻な痛みに苛まれ、何度も中絶手術をしてくれるよう医師に頼んだのですが、断られました。医師たちは彼女に、子宮頸部が膨張し、羊水が漏れており、胎児は生き続けられないだろう、と伝えました。医師たちは胎児の心臓の鼓動を1日に何回も検査したといいます。プレヴィーンさんは地元紙『アイリッシュタイムズ』の取材に対して、サヴィータさんは動揺していたが、お腹の中の子どもを失うことを受け入れていた、と話しています。
 22日の朝、サヴィータさんは主治医に、お腹の中の子どもを救えないならば、妊娠を終わらせてくれるよう頼んだのですが、主治医は、胎児の心臓の鼓動がある限り何もできない、と答えました。23日の朝にも同じやりとりがあったのですが、主治医は、法律があるといい、「ここはカトリックの国なのです」と答えました。ヒンドゥー教徒であるサヴィータさんは「私はアイルランド人でもカトリックでもありません」といったのですが、受け入れてはもらえませんでした。その夜、サヴィータさんは身体の震えに襲われ、嘔吐し、トイレで倒れました。アラームが鳴り、医師が採血して、抗生物質が投与されました。
 24日の朝、プレヴィーンさんは、サヴィータさんの症状があまりに深刻なので、中絶手術をしてくれるよう頼んだのですが、医師たちはできない、と答えました。その日の昼頃、胎児の心臓の鼓動が止まると、医師たちはサヴィータさんを手術室に運んで、中絶手術を実施しました。彼女が手術室から出てきたとき、彼に「大丈夫よ」といったのが2人の最後の会話になりました。その日の午後11時、プレヴィーンさんは病院からの電話を受け取り、サヴィータさんが集中治療室に運ばれたことを知らされました。脈拍が低くなり、体温が上がったといいます。
 27日の午後7時、医師たちは、サヴィータさんの心臓、腎臓、肝臓が機能していない、といいました。その夜、彼女は帰らぬ人となりました。11月1日、プレヴィーンさんはサヴィータさんの亡骸を故郷に運びました。彼女は火葬され、3日に埋葬されました。

 サヴィータさんは最終的には「敗血症」で亡くなりました。敗血症とは、血液に入り込んだ細菌が増殖して体中に広がることによって、臓器に異常が起こる病気です。死後に行なわれた検視では、「ESBL(拡張型β-ラクタマーゼ)産生大腸菌」による敗血症であることが確認されました。抗生物質が効かないことがあり、病院の集中治療室などにおける院内感染がしばしば問題になっている細菌です。
 ゴールウェイ大学病院のスポークスマンは、アイルランドの保健省および病院自体がこの件について調査を始めていることを認め、サヴィータさんの家族や友人にお悔やみの意を伝えるとともに、個々のケースについて話すことはできない、と各メディアに答えています。
 アイルランドでは1983年に憲法が改定され、胎児は「市民」とみなされています。資金豊かな宗教的右派の圧力によってなされたといわれているこの憲法改定によって、アイルランドでは、中絶はほぼ全面的に禁止されています。そのため多くの女性が中絶手術を受けるためにイギリスに渡っています。2010年には、ヨーロッパ人権裁判所が、アイルランドは妊婦の生命がリスクにさらされる事態に備えをしていない、と裁定したこともあります。

 アイルランドでは、サヴィータさんの死を受けて野党の政治家が法律を改定して中絶を認めることを訴えました。また、隣国イギリスを含む各地で、中絶の容認を求めるデモが行なわれました。しかしながらカトリックの影響の強い保守政党は、法律改定による中絶の容認には難色を示しているようです。
 日本では、お笑い芸人がかかわる中絶についてニヤニヤする人がいて、それをたしなめる人がいます。アイルランドでは、異邦人の死をきっかけに、厳しすぎる中絶の容認を求める人がいて、それに抵抗する人もいます。
 日本では、中絶はあまり真剣に考えられていないように見え、一方、欧米諸国では、政治論争になるほど真剣に考えられているように見えます。


■中絶とは何か?

 あらためて、中絶=人工妊娠中絶とは何でしょうか? 人工妊娠中絶とは、手術や薬品といった人工的な方法を使って、意図的に妊娠を中断させることを意味します。「中絶」という言葉には、本来は「流産」や「死産」も含まれるのですが、「中絶」というときには一般的に「人工妊娠中絶」を意味します。「堕胎」ということもあります。
 その方法は、妊娠初期(12週未満)と妊娠中期(12週以降)で異なります。初期では、麻酔下で子宮の中身を除去します(海外では人工流産を促す薬品が使われることもありますが、日本では認可されていません)。中期では、分娩と同じような経過をたどらせて胎児を体外に排出させます。
 日本では、中絶は、刑法(第212〜216条)では犯罪とみなされており、本人が医師やそれを行なえば罪を問われる可能性があります(刑法堕胎罪)。しかし、母体保護法で「経済的事由」による人工妊娠中絶が可能であることが規定されているため(第14条1項)、この法律で定められた指定医師の下で中絶を行なうことが認められています(違法性阻却)。後述する出生前診断にともなう選択的中絶も、この「経済的事由」の下で行なわれています。

 中絶をめぐる議論でしばしば問題になるのは、人間の生命はいったいいつから始まるのか、という疑問です。
 精子と卵子は卵管と呼ばれる部位で受精し、「受精卵」と呼ばれるものになります。受精卵は細胞分裂を繰り返し、受精から5〜6日目で、70〜100個程度の細胞からなる「胚盤胞」と呼ばれるものになり、これが子宮の壁にたどり着きます(胚盤胞は単に「胚」とも呼ばれます)。このことを「着床」といい、通常、この着床が成功したことをもって、妊娠が成功したと考えます。日本の産科では、妊婦健診で胎児の発育度を見て、それから逆算して受精を2週0日、出産予定日を40週0日として、妊娠期間を推測します。細胞分裂を始めた受精卵は、妊娠7週6日までは「胎芽」、8週以降は「胎児」と呼ばれます。

 母体保護法(にもとづく厚生労働事務次官通知)では、妊娠22週未満まで、中絶が認められています。「22週未満」というのは、胎児が母体外で生存できない時期を意味します。逆にいえば、母体保護法は妊娠22週目以降の胎児を人間と認めているようにも読めます。ところが、刑法では、胎児が母体から一部でも出ていれば、それを人間とみなす解釈(一部露出説)が有力です。さらにやっかいなことに、民法では、胎児が母体から完全に分離した時点で人間とみなす解釈(全部露出説)が有力のようです。ただし刑法では、堕胎(中絶)はいまだに違法行為であるので、もっと早い時期から人間と認めているとも解釈できそうなのですが、これ以上の法解釈は筆者の手には負えません。
 一方、日本を含む先進国では、受精から14日以内の胚であるならば、後述するES細胞(胚性幹細胞)の作成など研究のために使うことを認める、という考え方がスタンダードになっています。14日目というのは、胚が外胚葉・中胚葉・内肺葉へと分かれていくさいに生じる「原始線条」が形成される時期でもあります。神経系の細胞は外胚葉からつくられます。つまりこの考え方においては、神経の有無、いいかえれば感覚(とくに痛み)の有無が、その胚が人間であるか否かを決める理由の1つとなっているとみなせます。
 キリスト教では、受精の瞬間の人間の生命を始まりと考えています。そのため中絶はもちろん、ES細胞研究などについても批判的です。そのほかのキリスト教各派も中絶に対して厳しい意見を持つことが多いようです。とくにアメリカ合州国では、女性の権利として中絶の権利を求める人々(プロチョイス派)と、キリスト教原理主義者ら中絶に強く反対する人々(プロライフ派)との間で、熾烈な論争が続いてきました。過激な中絶反対者が中絶を行なうクリニックを脅迫するだけでなく、爆破事件まで起こすといった状況が続いてきました(荻野美穂『中絶論争とアメリカ社会』、岩波書店)。
 キリスト教以外の宗教では、意見らしい意見があまり目立ちません。

 筆者自身は、生物としての人間、すなわち「ヒト」であれば、受精の瞬間から始まるのではないかと考えています。しかし、人間は単なる生物というよりは、人「間」という熟語が示すように、ほかの人間と複雑な関係を取り結ぶ存在であり、ある種の状態であるともいえます。だとするならば、人間という存在は、それが「あなた」と呼ばれうるときから始まるのだといえるでしょう。重要なことは、それが「人間」であるどうかであって、それが「生命」であるかどうか、ではないように思えます(この見解は社会学者の加藤秀一さんの議論を踏まえています。『“個”からはじめる生命論』日本放送出版協会、を参照)。しかも、受精から誕生に至る過程でのその境界は、おそらくは点ではなく、ゾーンでしょう。
 しかしながら、「潜在的な人間」と「現に存在する人間」との間で、どちらかを優先しなければならない場合があるとしたら、後者を優先するべきであると筆者は考えています。したがって中絶に対しては、可能であるならば避けたほうがいいが、事情があって避けられないならばやむをえず、安全に中絶手術を受けられる環境が女性に与えられるべき、というのが筆者の見解です。

 では、そうした中絶は、日本ではどのくらい行なわれているのでしょうか? 「日本では中絶が多い」、「日本では中絶が増えている」、「日本は堕胎天国」などという人がときどきいますが、それは大きな誤解です。
 厚生労働省の「母体保護統計報告」や「衛生行政報告例」によれば、中絶のピークは1955年で、女子人口1000人当たり50.2件が報告されてしました。ところが2010年ではわずか7.9件です。55年間でおよそ6分の1に減っているのです。また、国際的に比較しても、国連がデータを集めることのできた先進11カ国中、日本は7位です。いちばん多いのはロシアで、女子人口1000人当たり40.3件。日本は2006年の9.0件という数値が採用されています。興味深いのは、この数字がカトリックの国であるはずのフランス(14.7件)よりも少なく、同じくイタリア(9.0件)に近いということです(アメリカとアイルランドのデータは残念ながら入手できませんでした)。
 つまり日本では中絶は年々減っており、国際的に見ても日本は中絶が多い国とはいえないのです。日本社会は、中絶を認めつつも、忌避する方向に進んでいるといってもいいでしょう。

[参考]人工妊娠中絶の実施率
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2248.html

[参考]人工妊娠中絶の国際比較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2247.html

 では、中絶について、もう少し別の角度から考えてみるために、最近話題になっている先端医療技術2種類と中絶との関係を見てみましょう。


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粥川準二 かゆかわ・じゅんじ
1969年生まれ、愛知県出身。ライター・編集者・翻訳者。「ジャーナリスト」と呼ばれることもある。国士舘大学、明治学院大学非常勤講師。著書に『バイオ化する社会』(青土社)など。博士(社会学)。
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お詫び放送【12月20日】東日本大震災 取材報告番組 生放送 

※今号は無料公開版です。

石のスープ
定期号[2012年12月13日号/通巻No.61]

今号の執筆担当:編集部




■12月20日(木)
東日本大震災 取材報告番組
「風化する光と影〜継続する僕らの取材レポート」岩手篇

去る10日(月)、イベントの生中継として放送する予定でした番組が、ご案内の通り放送事故となってしまいました。
それを受けまして、来る20日(木)、改めて生放送で東日本大震災の取材報告番組をお送りする事となりました。

今回は、イベントでご紹介した内容と、一部追加情報を加味し、イベント中継ではなく番組放送です。

前回、放送を期待していただいた皆さまにお詫びの気持ちを込めてお送りしますので、ぜひよろしくお願いいたします。


日 時:2012年12月20日(木) 20:30〜22:00
出 演:渋井哲也(フリーライター)
    村上和巳(フリージャーナリスト)
    渡部真(フリーランス編集者)



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渡部真【勝手気ままに】Vol.14「落語の寄席の魅力とは」 



石のスープ
定期号[2012年11月30日号/通巻No.59]

今号の執筆担当:渡部真



 こんにちは。「石のスープ」編集部の渡部です。
 ちょっと配信時間が遅くなりましたが、11月最後の号をお届けします。今回は、ちょっとエンターテインメントな話……。

 最近、ある読者の方から「落語の寄席を初体験しました!」という話を聞きました。落語ブームと呼ばれて久しいのですが、最近はだいぶ落ち着いてきて、数年前のブームの時にような賑わいはないのですが、それでも寄席には常にたくさんのお客さんがいるようになり、落語人気はすっかり定着した気がします。
 僕は下町文化や江戸文化について編集したり記事を書いたりしているので、落語ブームの頃はいろんな仕事をいただきました。いわゆる「00年代」は、江戸開府400年や歌舞伎400年など「お江戸ブーム」や「下町ブーム」もあり、不況とはいえお仕事も順調にきていたのですが、それに比べて昨今は……、おっと、愚痴を言っても仕方ありません。

 落語デビューといえば、4年前、「落語ブーム」にあるなかで、落語家の方に「落語や寄席の魅力」をテーマにインタビューをしました。
 当時の記事から一部を転載し、その後に、この時の取材こぼれ話を紹介します。

 まだ落語や寄席を体験した事ない人がいたら、参考になれば幸いです。

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■12月6日(木) 生中継番組

【東日本大震災 証言アーカイブス】
宮城県の仮設住宅を取材してきました!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279


【日時】2012年12月6日(木)20時00分〜21時30分
【出演】島田健弘(フリーライター)
    渋井哲也(フリーライター)
    畠山理仁(フリーランスライター)
    増田菜穂子(学生)

【番組】http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279
    ※無料放送です

11月21日にスタートした「Fプロジェクト・チャンネル」によるブロマガ【東日本大震災 証言アーカイブス】。チャンネル公開、コンテンツスタートを記念して、第一回ニコ生中継を放送します。
9月1日〜3日まで、島田さん、渋井さん、畠山さん、そして僕や数人のライター達と一緒に、宮城県石巻市や気仙沼市の仮設住宅を訪れ、合同取材をしてきました。震災から約1年半を迎えて仮設住宅で暮らす人たちが抱えている問題点はどんな事なのか? 合同取材の中で見えてきたものとは……



■12月10日 主催イベント

東日本大震災 取材報告会
「風化する光と影〜継続する僕らの取材レポート」岩手篇
http://makoto-craftbox.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-e86b.html

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村上さんは岩手県の北部を、渡部は選挙期間という事もあってある県南部の沿岸地域の選挙の様子を、新たに取材し報告する予定です。

【日 時】2012年12月10日(月)18時30分〜
【会 場】新宿2丁目「道楽亭 Ryu's bar」
     http://www.ryus-dourakutei.com/pctop.html
     新宿区新宿2-14-5 坂上ビル
     03-6457-8366

【出 演】渋井哲也(フリーライター)
     村上和巳(フリージャーナリスト)
     渡部真(フリーランス編集者)
 (司会)畠山理仁(フリーランスライター)

【入場料】[前売り]2000円 [当日]2400円
    ※大学生:半額 高校生以下無料
    ドリンク代は別/食べ物は用意していないので持ち込みOK

【予約・問合】「石のスープ」編集部まで
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      080-4366-3070

【放送】http://ch.nicovideo.jp/lives/sdp (一部有料)



■「Fプロジェクト・チャンネル」β版公開

東日本大震災 証言アーカイブス
Fプロジェクト・チャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/f-project


現在も自由報道協会に残っているメンバー、協会から去ったメンバー、それぞれですが、この「F プロジェクト」の一環として、ブロマガ「東日本大震災 証言アーカイブス」に、我々の記事を提供していきたいと思っています。「石のスープ」編集部の渋井さんや渡部も、「石のスープ」の取材報告とは記事のテイストを変えて、被災した皆さんから聞かせていただいた「生の声」を記事にしています。



渡部真 わたべ・まこと
1967年、東京都生まれ。広告制作会社を経て、フリーランス編集者・ライターとなる。下町文化、映画、教育問題など、幅広い分野で取材を続け、編集中心に、執筆、撮影、デザインとプリプレス全般において様々な活動を展開。東日本大震災以降、東北各地で取材活動を続けている。
[Twitter] @craft_box
[ブログ] CRAFT BOX ブログ「節穴の目」



■発行元:「石のスープ」編集部

■文責・編集:
  渋井哲也(フリーライター)
  村上和巳(フリージャーナリスト)
  渡部真(フリーランス編集者)

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category: 渡部記事

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渡部真【勝手気ままに】Vol.13「お互い様なラジオ放送」  



石のスープ
定期号[2012年11月30日号/通巻No.58]

今号の執筆担当:渡部真


 
■久しぶりに訪れた仮設住宅に、FM局が出来ていた

 福島県には、県庁所在地の福島市、繁華街が賑わっている郡山市、漁業の栄えるいわき市、3つの30万人都市があり、それぞれが周辺地域の経済を支えている。福島は日本で3番目に広い面積で、その経済的な中心地が、ほぼ同じような規模で3つ存在しているのだ。
 そのなかで郡山市は、東京の郊外の地域によく似た雰囲気だ。あくまでも僕のイメージでしかないが、福島県の中でもっとも東京の雰囲気に似ていると感じる。市街地の繁華街は、ちょうど東京の町田駅や八王子駅の周辺という感じ。

 2011年3月11日の東日本大震災の発生以降、郡山市は沿岸部の被災者たちの避難を数多く受け入れてきた。一方で、郡山市もまた、震度6の地震に襲われた「被災地」だ。全半壊の住宅は約2万戸で、宮城県仙台市、福島県いわき市、宮城県石巻市に次いで、4番目の被害であることは、見過ごされがち。これは、沿岸地域でない内陸ではもっとも深刻な被害だ。上記の3市は、どれも津波被害による影響も大きいのだが、内陸部である郡山市は海がなく、地震による影響が大きかったのだ。

 そんな郡山市の市街地の郡山駅から、車で20〜30分ほど走ったところに、富田若宮前仮設住宅がある。
 約500戸の住宅は6つのエリアに区切られ、全体で約1000人の避難者が暮らしている。その多くは、原発事故の影響を受けた富岡町、双葉町、川内村から避難している人たちだ。

 11月初旬にこの地を訪ねた。昨年の夏以来、約1年2か月ぶりだった。当時はまだ仮設住宅も6〜7割ほどしか完成しておらず、久しぶりに来てみると、集会所やペット(犬)専用の小屋まで出来ていて、ずいぶんと様変わりしていた。

03IMG_2305.jpg
04IMG_2306.jpg
仮設住宅の敷地の外れに設置された犬専用の小屋。
小さな物置くらいのスペースに区切られている。
小さな窓が唯一の明かりの射し口


 敷地のほぼ中央には、「おたがいさまセンター」(正式名称:富岡町生活復興支援センター)が作られていた。今年の2月に正式に設置されたらしい。運営主体は、富岡町社会福祉協議会で、被災者同士が助け合い、被災者同士をつなぐためのボランティア活動支援施設として位置づけられている。
 喫茶室などもあり、仮設住宅で暮らす人たちの憩いの場になっている。数百人規模の仮設住宅では、こうした集会所のような場所はよく見られるが、社会福祉協議会が運営しているだけあって、ボランティアの受け入れなどが充実しているのが特徴だ。

 その「おたがいさまセンター」内に、小さなラジオブースが設けられ、「おたがいさまFM」がラジオを放送していた。


※この後の記事(小見出しのみ紹介)
■仮想コミュニティ空間の可能性
■仮設住宅に来て、聞いて、それを伝えてほしい


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■12月6日(木) 生中継番組

【東日本大震災 証言アーカイブス】
宮城県の仮設住宅を取材してきました!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279


【日時】2012年12月6日(木)20時00分〜21時30分
【出演】島田健弘(フリーライター)
    渋井哲也(フリーライター)
    畠山理仁(フリーランスライター)
    増田菜穂子(学生)

【番組】http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279
    ※無料放送です

11月21日にスタートした「Fプロジェクト・チャンネル」によるブロマガ【東日本大震災 証言アーカイブス】。チャンネル公開、コンテンツスタートを記念して、第一回ニコ生中継を放送します。
9月1日〜3日まで、島田さん、渋井さん、畠山さん、そして僕や数人のライター達と一緒に、宮城県石巻市や気仙沼市の仮設住宅を訪れ、合同取材をしてきました。震災から約1年半を迎えて仮設住宅で暮らす人たちが抱えている問題点はどんな事なのか? 合同取材の中で見えてきたものとは……



■12月10日 主催イベント

東日本大震災 取材報告会
「風化する光と影〜継続する僕らの取材レポート」岩手篇
http://makoto-craftbox.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-e86b.html

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村上さんは岩手県の北部を、渡部は選挙期間という事もあってある県南部の沿岸地域の選挙の様子を、新たに取材し報告する予定です。

【日 時】2012年12月10日(月)18時30分〜
【会 場】新宿2丁目「道楽亭 Ryu's bar」
     http://www.ryus-dourakutei.com/pctop.html
     新宿区新宿2-14-5 坂上ビル
     03-6457-8366

【出 演】渋井哲也(フリーライター)
     村上和巳(フリージャーナリスト)
     渡部真(フリーランス編集者)
 (司会)畠山理仁(フリーランスライター)

【入場料】[前売り]2000円 [当日]2400円
    ※大学生:半額 高校生以下無料
    ドリンク代は別/食べ物は用意していないので持ち込みOK

【予約・問合】「石のスープ」編集部まで
      sdp.snmw(あっとまーく)gmail.com
      080-4366-3070

【放送】http://ch.nicovideo.jp/lives/sdp (一部有料)



■「Fプロジェクト・チャンネル」β版公開

東日本大震災 証言アーカイブス
Fプロジェクト・チャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/f-project


現在も自由報道協会に残っているメンバー、協会から去ったメンバー、それぞれですが、この「F プロジェクト」の一環として、ブロマガ「東日本大震災 証言アーカイブス」に、我々の記事を提供していきたいと思っています。「石のスープ」編集部の渋井さんや渡部も、「石のスープ」の取材報告とは記事のテイストを変えて、被災した皆さんから聞かせていただいた「生の声」を記事にしています。



渡部真 わたべ・まこと
1967年、東京都生まれ。広告制作会社を経て、フリーランス編集者・ライターとなる。下町文化、映画、教育問題など、幅広い分野で取材を続け、編集中心に、執筆、撮影、デザインとプリプレス全般において様々な活動を展開。東日本大震災以降、東北各地で取材活動を続けている。
[Twitter] @craft_box
[ブログ] CRAFT BOX ブログ「節穴の目」



■発行元:「石のスープ」編集部

■文責・編集:
  渋井哲也(フリーライター)
  村上和巳(フリージャーナリスト)
  渡部真(フリーランス編集者)

■サイト: http://weeklysdp.blog.fc2.com/
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【お知らせ】いろいろ。 

※今号は無料公開版です。

石のスープ
定期号[2012年11月21日号/通巻No.57]

今号の執筆担当:編集部



こんにちは。「石のスープ」編集部の渡部です。

今回は、直近のイベントなどをご紹介します。
生中継、イベントなど、ぜひご協力ください。

*  *  *  *  *


■12月6日(木) 生中継番組
【東日本大震災 証言アーカイブス】
宮城県の仮設住宅を取材してきました!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279

226f4cb610f35fdbaf09ae80215d5936129df779


11月21日にスタートした「Fプロジェクト・チャンネル」によるブロマガ【東日本大震災 証言アーカイブス】。
チャンネル公開、コンテンツスタートを記念して、第一回ニコ生中継を放送します。

9月1日〜3日まで、島田さん、渋井さん、畠山さん、そして僕や数人のライター達と一緒に、宮城県石巻市や気仙沼市の仮設住宅を訪れ、合同取材をしてきました。

僕らはフリーランサーですので、普段は組織的に取材する機会は少ないのですが、ジャーナリストの村上和巳さんも一緒に協力してくれたり、途中、津田大介さんなども合流したりしながら、同じタイミングで、同じ場所で、同じテーマを一緒に取材することで、「現在進行形の震災」をいつもとは少し違う視点で見つめる事ができるのではないかと、企画しました。

島田さんをはじめ、来年の4月から地方新聞社の記者になる増田さんなど、生放送で取材レポートをしてくれることになりました。

震災から約1年半を迎えて仮設住宅で暮らす人たちが抱えている問題点はどんな事なのか? 合同取材の中で見えてきたものとは……

【日時】2012年12月6日(木)20時00分〜21時30分

【出演】島田健弘(フリーライター)
    渋井哲也(フリーライター)
    畠山理仁(フリーランスライター)
    増田菜穂子(学生)

【番組】http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279
    ※無料放送です




■12月10日 主催イベント
東日本大震災 取材報告会
「風化する光と影〜継続する僕らの取材レポート」岩手篇
http://makoto-craftbox.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-e86b.html

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震災1年で上梓した「風化する光と影」(マイウェイ出版)は、僕らが今後も取材報告を続けていきたいという想いを込めて、サブタイトルに「中間報告」という文字を入れました。そして、同書の執筆陣たちが継続して取材報告をする場を作るため、定期的に取材報告会のイベントをおこなっています。第2回の今回は「岩手篇」です。
村上さんは岩手県の北部を、渡部は選挙期間という事もあってある県南部の沿岸地域の選挙の様子を、新たに取材し報告する予定です。

【日 時】2012年12月10日(月)18時30分〜
【会 場】新宿2丁目「道楽亭 Ryu's bar」
     http://www.ryus-dourakutei.com/pctop.html
     新宿区新宿2-14-5 坂上ビル
     03-6457-8366

【出 演】渋井哲也(フリーライター)
     村上和巳(フリージャーナリスト)
     渡部真(フリーランス編集者)
 (司会)畠山理仁(フリーランスライター)

【入場料】[前売り]2000円 [当日]2400円
    ※大学生:半額 高校生以下無料
    ドリンク代は別/食べ物は用意していないので持ち込みOK

【予約・問合】「石のスープ」編集部まで
      sdp.snmw(あっとまーく)gmail.com
      080-4366-3070

【放送】http://ch.nicovideo.jp/lives/sdp (一部有料)

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■11月27日 歌舞伎町に飲みにきて!
歌舞伎町・Bar HANA(はな)
http://kabukicho-commune.jp/modules/map/index.php?cid=70&lid=408&page=print

渋井さんが共同オーナーを勤める「Bar HANA」。先月から、渡部真も毎月第4火曜日だけお店に出ています。毎週水曜日は、渋井さんが担当としてお店に出ています。

「5days After The Birthday」
とうとう、四捨五入して50歳になってしまった渡部ですが、老骨に鞭打って奮闘しています。ぜひ、27日にご来店いただき、ソフトドリンクの1杯でもご馳走してください。
お惣菜を作ってお待ちしています。

【営業時間】27日 20時〜27時
【場所】新宿区歌舞伎町1-3-10
    新宿センター寺子屋上



■11月28日 生中継番組
「生活保護を考える」
http://ch.nicovideo.jp/channel/shibui

グラビアも出ている女優・藤崎ルキノさんを迎えて、NPO法人ほっとプラス代表理事で、反貧困ネットワーク埼玉でも活躍する藤田孝典さんとともに、生活保護問題を考えようという番組です。

【時間】2012年11月28日(水)21時〜

【出演】渋井哲也(フリーライター)
    藤崎ルキノ(グラビア女優)
    藤田孝典(ほっとプラス)

【放送】21時〜無料放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv114806717
    22時〜会員限定
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv114806942




■「Fプロジェクト・チャンネル」β版公開
東日本大震災 証言アーカイブス
Fプロジェクト・チャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/f-project

2011年10月、『自由報道協会が追った3.11』という書籍が発行されました。当時、自由報道協会に所属していたメンバー達が、東日本大震災からの半年間、日本の姿をどう捉えていたか、25人の執筆者のそれぞれの視点をまとめた一冊です。
その印税を予算にして、「ワークショップ」「公開討論会」「被災地アーカイブ」などの実現を模索してきましたが、なかなか実現できずに遅れてしまいました。
そのなかで「被災地アーカイブス」がようやく公開することになったのが、この「東日本大震災 証言アーカイブス」です。

「自由報道協会 有志の会 被災地支援プロジェクト」が運営主体ですが、長ったらしいネーミングと、自由報道協会と混同されて誤解されるため、「Fプロジェクト」を略称にしようと考えています。11月中に、プロジェクトのメンバーで集まる予定ですので、その際に、このサイトや略称に承認を受ける予定ですので、それまでは「β版」として公開しています。

現在も自由報道協会に残っているメンバー、協会から去ったメンバー、それぞれですが、この「Fプロジェクト」の一環として、ブロマガ「東日本大震災 証言アーカイブス」に、我々の記事を提供していきたいと思っています。「石のスープ」編集部の渋井さんや渡部も、「石のスープ」の取材報告とは記事のテイストも変えて、被災した皆さんから聞かせていただいた「生の声」を記事にしています。

すでに数本の記事をアップし始めています。公開が半年間遅れた事もあって、数日間はほぼ毎日公開していきます。その後は、毎月数本ずつの記事がアップされ、全部で約50本の「証言」をアップする予定ですので、「Fプロジェクト」の活動を末永く見守っていただければ幸いです。
 そして、こうした証言記録を残し、皆様が読んでいただく事によって、震災が風化しない一助となればと考えている次第です。



■「石のスープ」年末読者プレゼント

「オリジナル・ポストカード」「電子書籍」

フリーランサーズ・マガジン「石のスープ」は、昨年に続き、今年も「年末読者プレゼント」を実施します!
今年は、「オリジナル・ポストカード」と「電子書籍版」を企画中。
12月の時点で「石のスープ」の定期購読されている方で、希望する方には全員、無料でプレゼントします!!

詳細は、12月中旬に定期購読の皆さんにメルマガでお知らせします(配送は年末を予定)。

ぜひ、お楽しみに〜。


*  *  *  *  *


 ということで、お知らせいろいろでした。

 村上さんと渡部の定期号は、数日のうちに改めて配信しますので、お待ちください!



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