FC2ブログ
07«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

3.11取材報告:石のスープ

フリーランスのライターやジャーナリストがお届けする有料メールマガジン「石のスープ」。東日本大震災の取材報告を中心に、バラバラのフリーランサー達が集まって一つの媒体と作ると、どんな味に仕上がるでしょうか……

渡部真【勝手気ままに】Vol.13「お互い様なラジオ放送」  



石のスープ
定期号[2012年11月30日号/通巻No.58]

今号の執筆担当:渡部真


 
■久しぶりに訪れた仮設住宅に、FM局が出来ていた

 福島県には、県庁所在地の福島市、繁華街が賑わっている郡山市、漁業の栄えるいわき市、3つの30万人都市があり、それぞれが周辺地域の経済を支えている。福島は日本で3番目に広い面積で、その経済的な中心地が、ほぼ同じような規模で3つ存在しているのだ。
 そのなかで郡山市は、東京の郊外の地域によく似た雰囲気だ。あくまでも僕のイメージでしかないが、福島県の中でもっとも東京の雰囲気に似ていると感じる。市街地の繁華街は、ちょうど東京の町田駅や八王子駅の周辺という感じ。

 2011年3月11日の東日本大震災の発生以降、郡山市は沿岸部の被災者たちの避難を数多く受け入れてきた。一方で、郡山市もまた、震度6の地震に襲われた「被災地」だ。全半壊の住宅は約2万戸で、宮城県仙台市、福島県いわき市、宮城県石巻市に次いで、4番目の被害であることは、見過ごされがち。これは、沿岸地域でない内陸ではもっとも深刻な被害だ。上記の3市は、どれも津波被害による影響も大きいのだが、内陸部である郡山市は海がなく、地震による影響が大きかったのだ。

 そんな郡山市の市街地の郡山駅から、車で20〜30分ほど走ったところに、富田若宮前仮設住宅がある。
 約500戸の住宅は6つのエリアに区切られ、全体で約1000人の避難者が暮らしている。その多くは、原発事故の影響を受けた富岡町、双葉町、川内村から避難している人たちだ。

 11月初旬にこの地を訪ねた。昨年の夏以来、約1年2か月ぶりだった。当時はまだ仮設住宅も6〜7割ほどしか完成しておらず、久しぶりに来てみると、集会所やペット(犬)専用の小屋まで出来ていて、ずいぶんと様変わりしていた。

03IMG_2305.jpg
04IMG_2306.jpg
仮設住宅の敷地の外れに設置された犬専用の小屋。
小さな物置くらいのスペースに区切られている。
小さな窓が唯一の明かりの射し口


 敷地のほぼ中央には、「おたがいさまセンター」(正式名称:富岡町生活復興支援センター)が作られていた。今年の2月に正式に設置されたらしい。運営主体は、富岡町社会福祉協議会で、被災者同士が助け合い、被災者同士をつなぐためのボランティア活動支援施設として位置づけられている。
 喫茶室などもあり、仮設住宅で暮らす人たちの憩いの場になっている。数百人規模の仮設住宅では、こうした集会所のような場所はよく見られるが、社会福祉協議会が運営しているだけあって、ボランティアの受け入れなどが充実しているのが特徴だ。

 その「おたがいさまセンター」内に、小さなラジオブースが設けられ、「おたがいさまFM」がラジオを放送していた。


※この後の記事(小見出しのみ紹介)
■仮想コミュニティ空間の可能性
■仮設住宅に来て、聞いて、それを伝えてほしい


つづきは、有料メールマガジン「石のスープ」のバックナンバーをご購読ください。



このブログは、「石のスープ」の売上げで管理・公開されています。編集部メンバーの取材経費の支援・カンパとして、会員登録・定期購読のご協力を頂ければ幸いです。
メールマガジンの登録申し込みは「まぐまぐ」か、「ニコニコ・チャンネル」から



■12月6日(木) 生中継番組

【東日本大震災 証言アーカイブス】
宮城県の仮設住宅を取材してきました!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279


【日時】2012年12月6日(木)20時00分〜21時30分
【出演】島田健弘(フリーライター)
    渋井哲也(フリーライター)
    畠山理仁(フリーランスライター)
    増田菜穂子(学生)

【番組】http://live.nicovideo.jp/watch/lv116518279
    ※無料放送です

11月21日にスタートした「Fプロジェクト・チャンネル」によるブロマガ【東日本大震災 証言アーカイブス】。チャンネル公開、コンテンツスタートを記念して、第一回ニコ生中継を放送します。
9月1日〜3日まで、島田さん、渋井さん、畠山さん、そして僕や数人のライター達と一緒に、宮城県石巻市や気仙沼市の仮設住宅を訪れ、合同取材をしてきました。震災から約1年半を迎えて仮設住宅で暮らす人たちが抱えている問題点はどんな事なのか? 合同取材の中で見えてきたものとは……



■12月10日 主催イベント

東日本大震災 取材報告会
「風化する光と影〜継続する僕らの取材レポート」岩手篇
http://makoto-craftbox.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-e86b.html

84b12646a4105cc96bd2b9d76166474ca5670e9d



村上さんは岩手県の北部を、渡部は選挙期間という事もあってある県南部の沿岸地域の選挙の様子を、新たに取材し報告する予定です。

【日 時】2012年12月10日(月)18時30分〜
【会 場】新宿2丁目「道楽亭 Ryu's bar」
     http://www.ryus-dourakutei.com/pctop.html
     新宿区新宿2-14-5 坂上ビル
     03-6457-8366

【出 演】渋井哲也(フリーライター)
     村上和巳(フリージャーナリスト)
     渡部真(フリーランス編集者)
 (司会)畠山理仁(フリーランスライター)

【入場料】[前売り]2000円 [当日]2400円
    ※大学生:半額 高校生以下無料
    ドリンク代は別/食べ物は用意していないので持ち込みOK

【予約・問合】「石のスープ」編集部まで
      sdp.snmw(あっとまーく)gmail.com
      080-4366-3070

【放送】http://ch.nicovideo.jp/lives/sdp (一部有料)



■「Fプロジェクト・チャンネル」β版公開

東日本大震災 証言アーカイブス
Fプロジェクト・チャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/f-project


現在も自由報道協会に残っているメンバー、協会から去ったメンバー、それぞれですが、この「F プロジェクト」の一環として、ブロマガ「東日本大震災 証言アーカイブス」に、我々の記事を提供していきたいと思っています。「石のスープ」編集部の渋井さんや渡部も、「石のスープ」の取材報告とは記事のテイストを変えて、被災した皆さんから聞かせていただいた「生の声」を記事にしています。



渡部真 わたべ・まこと
1967年、東京都生まれ。広告制作会社を経て、フリーランス編集者・ライターとなる。下町文化、映画、教育問題など、幅広い分野で取材を続け、編集中心に、執筆、撮影、デザインとプリプレス全般において様々な活動を展開。東日本大震災以降、東北各地で取材活動を続けている。
[Twitter] @craft_box
[ブログ] CRAFT BOX ブログ「節穴の目」



■発行元:「石のスープ」編集部

■文責・編集:
  渋井哲也(フリーライター)
  村上和巳(フリージャーナリスト)
  渡部真(フリーランス編集者)

■サイト: http://weeklysdp.blog.fc2.com/
■メアド: sdp.snmw(あっとまーく)gmail.com
■登録の解除・変更:まぐまぐ: http://www.mag2.com/


スポンサーサイト



category: 渡部記事

cm --   tb --   page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ